恐竜の卵と子育てを解説!どんな巣で赤ちゃんを育てた?
恐竜の赤ちゃんは、どうやって生まれてきたのでしょうか。実は恐竜もニワトリやワニのように卵を産んでいたんです!
この記事では恐竜の卵と巣、そして子育てのようすを、やさしく紹介します。
恐竜は卵で生まれた

恐竜は卵を産む動物でした。世界各地で恐竜の卵の化石が見つかっていて、中には卵の中の赤ちゃんの骨が残っているものもあります。
卵の化石からは次のようなことが分かります。
・どんな形や大きさの卵だったか
・どんな巣に産まれていたか
・卵の中でどのくらい育っていたか
卵の化石が見つかると、その恐竜の暮らしぶりまで想像できるようになるんです。
恐竜の卵の大きさと形
恐竜の卵は種類によってさまざまです。小さなものから、長さが30センチをこえるような大きなものまで見つかっています。
形も丸いものや細長いものがあります。首の長い大型の草食恐竜(竜脚類)の卵は、丸くて直径が15〜20センチほどのものが見つかっています。
ただし卵の化石だけでは、どの恐竜の卵なのか分からないことも多いです。中に赤ちゃんの骨が残っていると、持ち主が分かりやすくなります。
「あんなに大きな恐竜なのに、卵はそれほど大きくないの?」と思いますよね。卵の殻は厚くなりすぎると赤ちゃんが息をしにくくなるため、卵の大きさには限りがあったと考えられています。
恐竜の巣のようす
卵は巣にまとめて産まれていたようです。巣の作り方は種類によって違っていたと考えられています。
・地面に穴をほって卵を産む
・土を盛りあげて、巣を作る
・草などをかぶせて、卵をあたためる
巣がたくさん集まった場所も見つかっていて、同じ場所に集まって卵を産んでいた恐竜もいたと考えられています。
恐竜は卵をあたためた?
鳥は卵の上にすわってあたためますよね。恐竜はどうだったのでしょうか。
モンゴルなどでは、オヴィラプトルという仲間の恐竜が、卵の上に腕を広げてすわったような姿勢で見つかっています。卵をあたためたり守ったりしていたように見えます。
この恐竜は、昔は「卵どろぼう」という意味の名前をつけられました。卵のそばで見つかったので、ほかの恐竜の卵をぬすんでいると思われたんです。のちに、実は自分の卵を守っていたと考えられるようになりました。
オヴィラプトルは鳥に近い仲間なので、鳥のような子育てをしていた可能性があります。恐竜と鳥のつながりは「恐竜と鳥の関係は?羽毛恐竜をやさしく解説」でも紹介しています。
子育てをしていた恐竜もいた?

北アメリカでは、マイアサウラという草食恐竜の巣の化石が、たくさん見つかっています。名前は「良い母トカゲ」という意味です。
巣の近くから小さな赤ちゃんの骨も見つかったことから、親が巣のそばで子どもの世話をしていたのでは、と考えられるようになりました。
ただし恐竜の子育ては、種類によってさまざまだったようです。生まれてすぐに自分で動けた恐竜もいれば、しばらく親の世話が必要だった恐竜もいたと考えられていて、研究が続いています。
卵からかえるまで何日かかった?
卵があたたまってから赤ちゃんが生まれるまでの時間は、種類によって違ったようです。恐竜の赤ちゃんの歯の化石を調べた研究では、数か月かかった種類もあったと考えられています。
鳥の卵よりも、ずっと長い時間がかかった恐竜もいたかもしれません。
赤ちゃん恐竜はどうなった?
生まれたばかりの恐竜は、とても小さかったはずです。体の大きなティラノサウルスも、卵から生まれたときは、手のひらにのるくらいのサイズだったかもしれません。
大人になるまでに、たくさんの恐竜が敵におそわれたり、病気になったりしたと考えられています。大人になれた恐竜は、そのうちの一部だけだったかもしれません。
ティラノサウルスの成長については「ティラノサウルスの大きさは?時代・特徴をわかりやすく解説」でも紹介しています。
卵の化石に会える場所
卵や巣の化石は、世界中の博物館で展示されています。日本でも展示されることがあるので、行く前に公式サイトで確認してみてください。
恐竜に会える博物館は「日本で恐竜に会える博物館おすすめ5選!行く前に知りたいポイント」でまとめています。
卵の化石ができるしくみは「恐竜の化石はどうやってできる?発掘から展示までの流れをやさしく解説」で紹介しています。
まとめ
・恐竜は卵を産む動物で、卵や巣の化石が世界各地で見つかっている
・卵の大きさや形は種類によって違う
・オヴィラプトルは卵をあたためたり守ったりしていたと考えられている
・マイアサウラのように、巣のそばで子どもの世話をしていた恐竜がいたと考えられている
・子育てのしかたは種類によって違い、分かっていないことも多い
恐竜の名前の意味が気になる人は「恐竜の名前の由来は?ティラノサウルスなど人気恐竜の意味をやさしく解説」もどうぞ!
