恐竜はいつ絶滅した?原因をわかりやすく解説
恐竜は、地球上から姿を消してしまった生き物として知られています。では、いつ、なぜ絶滅したのでしょうか。
この記事では、恐竜の絶滅の時期と考えられている原因を、できるだけわかりやすくまとめます。

恐竜が絶滅したのはいつ?
恐竜が絶滅したのは、約6600万年前、白亜紀の終わりごろだと考えられています。このとき、恐竜だけでなく、地球上のたくさんの生き物が一緒に姿を消しました。一般に、当時の生き物の約4分の3の種が絶滅したといわれています。
ティラノサウルスやトリケラトプスなど、白亜紀の終わりまで生きていた大型の恐竜たちもこの時期に姿を消しました。
絶滅の原因は?
絶滅の原因については、長い間さまざまな説がありましたが現在は、次の2つが有力だと考えられています。
原因① 巨大な隕石(いんせき)の衝突

最も有力なのが、巨大な隕石が地球にぶつかったという説です。
隕石が落ちた場所は、現在のメキシコのユカタン半島の近くだと考えられています。隕石の大きさは、直径10キロメートルほどだったとされ、衝突のあとには直径約180キロメートルの巨大なくぼみ(クレーター)ができました。
この衝突によって、次のようなことが起きたと考えられています。
・大量のちりやすすが空にまい上がり太陽の光をさえぎった
・地球が寒くなり、植物が育ちにくくなった
・植物を食べる動物が減り、それを食べる動物も食べ物を失った
食べ物のつながり(食物連鎖)がくずれたことで、多くの生き物が生きられなくなったという考え方です。
原因② 大規模な火山活動

もう一つ注目されているのが、大規模な火山活動です。
当時、現在のインドのあたりでは大量の溶岩が長い期間にわたって噴き出していたことが分かっています。このとき出たガスなどが、気候に大きな影響を与えた可能性があります。
隕石の衝突と火山活動のどちらが主な原因か、あるいは両方が重なったのかについては、今も研究者の間で議論が続いています。
隕石説が有力とされる理由
隕石説は、1980年にアメリカの研究チームが発表したことで広まりました。世界各地の、約6600万年前の地層から地球の表面には少ないイリジウムという元素が多く見つかったことがきっかけでした。その後、ユカタン半島付近で巨大なクレーターが見つかり、時期もほぼ一致することから、有力な説になっています。
すべての恐竜がいなくなったわけではない?
実は、恐竜の仲間の一部は生き残ったと考えられています。それが、鳥です。
現在の鳥は、羽毛のある恐竜の仲間から進化したと考えられていて「恐竜は、鳥として今も生きている」と言われることもあります。このため、絶滅したのは、鳥以外の恐竜(非鳥類恐竜)です。
また、ほ乳類や、ワニ、カメなど、生き延びた生き物もいます。なぜ、ある生き物は生き残り、ある生き物は絶滅したのかも研究が続いているテーマです。
まとめ
・恐竜(鳥以外)は、約6600万年前の白亜紀の終わりごろに絶滅したと考えられている
・有力な原因は、巨大な隕石の衝突と、大規模な火山活動
・どちらが主な原因かは、今も議論が続いている
・鳥は恐竜の仲間から進化したと考えられていて、その意味では恐竜の子孫は生きている
恐竜の基本は、「ティラノサウルスの大きさは?時代・特徴をわかりやすく解説」でも紹介しています。
